鬼餅の日(万年ダイエッターsiro)

クルク民

2006年01月07日 12:06

今日は旧暦で12月8日なんですよ。

そう、鬼餅(うにむーちー)の日なんです

月桃(サンニン)の葉に包みこんで蒸すこのお餅は、とてもいい香りですよ~

我がsiro家でも毎年作っておりますが、ハチむーちーを迎える甥っこがいたので200~300個作られました!!

(1月5日に仕事を終えに帰ったら、びっしりむーちーが作られてました。
…はい、siroは今年は作ってないですねー。食べる担当でございますのよ笑)



↑これは黒糖味のむーちー
 ほんのりした甘さが、とっても美味しいさ~



↑人気がある紅芋味むーちーは、味見と称して皆がつまみ食いしまくり(^^;

もう一種の味は、少なくて写真撮るまえに無くなってました。
マッシュポテトを小量まぜたsiro(白)むーちーだったのに残念

さてさて、続きではちょっと調べてみました鬼餅の由来を…
大里村に伝わる民話なんだそうです

昔・首里金城に兄と妹がいました。
しかし兄は大里村に移り住んでから、
大里ウナー(大里鬼)呼ばれる鬼になってしまったのです。
妹が真相を確かめようと兄のもとへ訪れると、噂どおり兄が鬼に変わった姿を見てしまいます。
「妹か、よく来たな。どうだ、一緒に肉でも食べないか」
話しかける兄の口は裂け、牙はむき出し、赤黒い毛に覆われた全身に光る目。
妹は怖くなって、兄のもとから逃げ出しました。

数日後、兄は逃げられた恨みを晴らそうと、首里に住む妹のもとへ訪れました。
「兄さん、先日はごめんなさい。お詫びに餅をいっぱい作って待っていました。
 天気もいいし、良かったら外で食べましょうよ」

実は妹は、「兄とはいえ鬼として人に害をなすものを野放しにはしておけない」と
鬼となった兄を退治する決心をしていたのです。
そして鬼兄(鬼嫁じゃないよー笑)に食べさせようと、鉄入りの餅を作って準備し、
鬼兄が来るのを待っていたのです。

言葉巧みに崖の上に兄鬼を誘い出し、鉄餅を食べさせて、
うまいこと崖から落として退治することに成功しました。


この日が旧暦12月8日だったので、その日を厄払いの日として、
鬼餅(うにむーちー)を作って食べるようになったと言われています

ちなみに転落死した首里金城の崖の近くに、
鬼の角を葬ったとされる「ホーハイ御嶽(ホーハイウタキ)」が実在しますよ。
鬼餅伝説の拝み所として知られています。

(御嶽(ウタキ)=拝所のことです)

地域によって伝わり方が若干違うのですが、絵本にもなっているほど
有名なお話…らしい(^^; 
だって、絵本の実物は見たことないんだよー
誰か持ってたら、貸してくださいm(--)m

なお、あえて話の内容を書いてない部分もあります。
それは…ちょっと言えないんだな~(^^;
興味があれば、調べて見てくださいね♪

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